【経営サバイバル術】資金ショート時に生き残る為の金策術を解説

【経営サバイバル術】資金ショート時に生き残る為の金策術を解説

【記事更新 】

2022/08/02

一般的に中小規模の企業の場合、資金ショートを起こした時は大手企業のような様々な対策がとれるわけではありません。大手企業であれば救いの手を差し伸べる金融機関も山ほどあることでしょう。しかし、中小企業の場合そういったことはまずありません。

中にはほぼ、個人事業主と同様の金策を持って資金ショートを回避したり、サバイバルしたりして生き抜いていかなければならないというケースも多いでしょう。

そこでここでは大手企業が行うような資金ショート回避術は他の詳しい記事に譲るとして、一人社長様~中小企業の役員様・経営者の方が資金ショートの際に生き残るため、できることとして金策術を解説していきます。

今回は敢えて学問ベースではなく、今すぐに実践できることを集めてご紹介しています。ぜひご参考にされてください。

【極限】資金ショート中は数日の行動で結果が変わる

結論から申し上げるなら、資金ショートが起こった場合、特に中小企業のケースでは数日の行動で会社の結果や将来が大きく左右されると言っても過言ではありません。

具体的に資金ショートに陥ると、会社の経営陣はその対応に追われることとなり、本業に力を入れることはほぼ難しくなります。

またその他仕入れや外注費の枯渇によって、完全に内製で事業を回さなければならないというシーンもあることでしょう。

この場合、経営陣も貴重な労働力となります。よって会社の経営陣は資金ショート発生から数日間にわたって迅速かつ効率的に、アクションを起こしていく必要があります。

社の有事と言っても過言ではない資金ショート期間中、情報の取捨選択や各種対応がある中で、一つ一つのアクションに時間をかけることはほぼ不可能と言ってしまっても良いでしょう。

ただでさえイレギュラーが起こりやすい昨今の時世において、資金ショートのタイミングは特にトラブルの発生率も高く、またそれぞれが致命的な一打となる可能性もあるため、この記事に記載されているような内容を順序立てて実践していくという考え方が重要です。

【1人会社~中小向け】資金ショート時に生き残る為の金策術

ここでは一人会社から中小企業など、小規模事業者に向けて資金ショートが発生してしまった際に生き残る為の金策術をご紹介していきます。

冒頭でもお伝えした通り、学問ベースや各種制度の利用といった部分ではなく、より即物的かつ即効性のある方法ばかりを集めてご紹介していきます。

生き残り金策術:資産売却編

まずは資産売却編のサバイバル術をご紹介していきます。過去にご苦労された経営者の方はこういった艱難辛苦を乗り越えて現在の姿がある、という方もいらっしゃいます。

有名な起業家の自叙伝を参照すると、このような行動に出ていたと述懐されているような記載も多数見つかることでしょう。

会社のPCを売却する

リース契約やその他、所有権が他社・事業者にある場合を除き会社のPCを売却するという方法もあります。この時のポイントとしては一括査定を行うような専門業者に引き取りを依頼するのではなく、経営陣自ら陣頭に立ってフリマアプリなどで売却するという考え方が重要です。

というのも一般的なリサイクル事業者は、型落ちのコンピューター・PCについては一律で極めて低い金額を査定額をつけてくることが多いものです。

実際には古くても型落ちであっても、需要があれば高値で売れるという現実があります。さらにPC本体としての査定額ではなく中身のパーツや各種ソフトに価値を見出して高値で購入してくれる購入者の存在もあるでしょう。

またフリマアプリは買い手と売り手が直結するような極めて距離の近い商取引が可能であることから、場合によってはPCを複数台売却するだけで資金ショートを一定程度軽減することができるケースもあります。

なお、フリマアプリの場合は資金の到着までが迅速という点も見逃せません。10年ほど前のフリマアプリやオークション界隈では、着金までのスピードが遅い、買い手がなかなかつかないというのが実態でした。

しかし最近はフリマアプリの利用者人口が爆発的に増加しているということもあり、買い手の母数も10年前のそれとは比べ物にならず、資金の決済スキームも極めて迅速化されています。早ければ数日以内に現金が手に入ることでしょう。
社用車を売却する
社用車の売却という方法もあります。この場合もリース契約やその他所有権について確認する必要は確かにあります。

しかし資金ショートを起こしている時は即座に現金化できるというメリットがあるため、売却可能な車両がないかどうか確認するのはおすすめの方法のひとつです。

什器・各種事務機器を売却する

事務所に各種什器や事務機器があり、これらが会社の資産という場合は、こちらも後で買い戻せば良いという考え方もできるでしょう。よって一度売却するという方法もあります。オフィス機器専門業者に引き取りを依頼する方法と、ご紹介の通りフリマアプリなどで一つずつ販売していく方法があります。

基本的には高値がつきやすいのは後者の方です。ただし利用シーンが限られるような専門性の高い品物については買い手がなかなか現れないケースもあるため、一部事業者に引き取ってもらった方が現金化までの期間を短縮できる可能性もあります。

生き残り金策術:資金借り入れ編

会社を存続させるため、やむを得ず金融機関を含めいくつかの交渉先から資金の借り入れを受けるという方法もあります。

ただしここで重要なのは相手方のあることなので、必ずしも資金の借り入れが交渉妥結できると限らないという点です。仮に借入ができた場合であっても返済の義務が発生するため、慎重に行うべきです。ただし即効性が高く成功すれば一発逆転も可能な方法です。まずは確認しておきましょう。

友人や家族に借り入れをする

一番簡単な方法は友人や親族にお金を借りることです。

ただ当然のことながらこの方法にはリスクも存在します。「お金を貸してもらう」という行為そのものよりも、今後の立場や関係性に問題が生じる可能性があります。また返済ができない場合は縁を切られてしまうといったリスクの方が民事・刑事両面で特にリスクがあると言わざるを得ません。

不動産担保ローンを利用する

不動産担保ローンを利用するという方法もあります。例えば経営者の自宅や会社所有の物件があれば、こちらを担保に入れて不動産担保ローンを利用することである程度まとまった金額を借り入れられる可能性があります。

いわゆるノンバンクでもこういった不動産担保ローンの提供があるケースが最近増えてきているので、一度確認しておくと良いでしょう。ただし借入の実行までには1ヶ月程度の時間がかかるため、早めに行動を起こす必要があります。

経営者個人の生命保険から借り入れを行う

経営者個人の生命保険から借り入れを行うという方法もあります。詳しい資金スキームや流れについては詳しい専門家に譲るとして、生命保険の契約者貸付制度を利用することにより早ければ最短即日で審査なしにお金を借りることもできるでしょう。

ただしこの場合借りられる限度額は今までに払込が完了している・あるいは保険として蓄財されている金額の一部が上限となります。

【おすすめ】経営破綻を回避するファクタリングという考え方

ここまでご紹介した上で経営破綻や会社の倒産を避けるために取れる「ファクタリング」という方法について解説させて頂きます。ファクタリングは銀行ローンや個人的な融資とは異なり、ご自身の事業で既に請求済みの債権を現金化することができる方法です。

この方法を用いることによって最短即日である程度まとまった金額を用立てることも不可能ではありません。上限金額は請求書として発行済みの金額で、支払についても本来の請求期日に請求先から入金されたら即座にファクタリング会社へ入金をする必要があるものの、急場をしのぐには非常に効果の高い方法と言えるでしょう。こういった方法を組み合わせることにより会社の経営破綻を避けることも不可能ではありません。

【今回のまとめ】
ファクタリングで資金ショートを生き残ろう
特に中小規模の会社が資金ショートを起こしてしまった場合、会社の経営陣は限られた時間・対応リソースの中で様々なことに対応していく必要があります。

想像を絶するほどの電話連絡やイレギュラーの発生という中で「事」が起こってしまってから対応を考えるのでは、やや遅きに失するということもできるでしょう。

今回ご紹介したような方法を組み合わせて資金ショート発生時には、可能な限りの延命措置を行い、ファクタリングによって急場を凌ぐように行動していきたいものです。

当社では最短即日ファクタリングにも対応しておりご相談を承っております。
弊社は事業者様と共に
ファクタリングサービスを通じて
社会へ繋がっていきます。