ファクタリングで審査落ちする6大原因と対処法・落ちた場合の影響を解説

ファクタリングで審査落ちする6大原因と対処法・落ちた場合の影響を解説

【記事更新 】

2023/06/06

ファクタリングを利用する際、気になるのは審査項目や審査難易度ではないでしょうか。ファクタリングは融資ではないため、融資とは異なる審査があります。そのため、どのような審査が行われるのか気になるのではないでしょうか。

そこで、この記事ではファクタリングの審査に落ちる6つの大きな原因や審査に落ちた場合の影響、そして審査を通過しやすくする対処法を分かりやすく解説します。

ファクタリングの審査に落ちることはある?

ファクタリングには審査があるため、全ての申し込みが審査に通るわけではありません。つまり、ファクタリングを申し込んでも、審査に落ちるケースがあるのです。

なぜ審査に落ちるかと言えば、ファクタリングの審査は、売掛債権や売掛先の信用性や売掛先と申込者の取引歴、そして申込者自身の信用性などが評価されます。これらのポイントに問題がある場合、審査に落ちる可能性が高くなるのです。

また、ファクタリング会社によって審査基準が異なるため、一度審査に落ちてしまったからといって全てのファクタリング会社で審査に通らないわけではありません。

場合によっては、一度審査に落ちたファクタリング会社に、別の取引先の売掛債権でファクタリングを申し込むと審査に通ることもあります。

このように、ファクタリングの審査は金融機関等からの融資とは全く異なる審査基準が設けられているため、ファクタリングの審査基準を把握し審査通過率を上げる申し込みの工夫をすることで審査落ちをある程度防げる可能性があります。

ファクタリングの審査に落ちる6大原因

ファクタリングの審査に通るためには、申込者の信用性や売掛債権、売掛先の信用性など様々な要素が重要になってきます。しかし、このポイントを知らずに申し込むと、場合によっては審査に落ちることがあるのです。

ここでは、ファクタリングの審査に落ちてしまう、よくある大きな6つの原因について解説します。

1:取引先の信用力が低い

ファクタリング会社は売掛債権が不良債権化することを恐れるため、確実に回収できるかという取引先の信用力をよく調査します。

そのため、売掛債権の取引先が税金を滞納している、創業・設立して間もない、資本金が少ないなど、なんらかの事情で信用力が低いと判断されるとファクタリングの審査に落ちやすくなります。

よくある原因としては、取引先の経営状態が芳しくなく、売掛債権の信用力がないとして審査に落ちるのです。

2:売掛の入金サイトが長い

売掛の入金が3~4ヶ月先など、入金サイトが長い債権はファクタリングの審査が悪くなりがちです。入金されるまでの間に、取引先の経営が悪化したり、倒産するとファクタリング会社は損をするため、入金サイトが長い債権は審査に不利に働きます。

3:申込者と取引先の関係性が薄い

申込者や取引先のどちらかが、または双方が設立間もない法人であったり、1~2回程度の取引しかない場合は審査がプラスに働きづらくなります。

場合によってはペーパーカンパニーや詐欺を疑われることもあります。審査通過率を高めたいときは、関係性の薄い取引先の売掛債権はファクタリングにかけるべきではありません。

4:売掛先が個人事業主

法人ではなく、個人事業主との売掛債権も審査に落ちやすい要因の一つです。法人であれば信用調査がしやすいのですが、個人事業主はそうもいきません。

また、売掛金の回収が法人よりも個人事業主の方が難しいなど、個人事業主の売掛債権はファクタリング会社に嫌煙されやすいです。

5:申込者との取引に不安がある

どの業界、どのビジネスにも言えることですが、やり取りに不安が残るお申込者様はご利用をお断りすることがあります。ファクタリングも例外ではなく、特にファクタリングは利用者様を信用してお取引しますので、どうしても不安を拭えなかったという場合に審査落ちに繋がるのです。

また、ファクタリングは二重譲渡されたり、ファクタリング会社が詐欺被害に遭う可能性もあるため、「もしかして…」と思われると審査に落ちやすくなることがあります。

6:ファクタリングの申込条件を満たしていなかった

ファクタリング会社のホームページには「こちらが申込条件です」と明記されることはあまりありませんが、30万円から申し込みできます、診療報酬債権を買取ますと書かれていることもあります。

このような申込条件が書かれている場合、この要要件を満たさない債権でファクタリングを申し込むと、審査に落ちやすくなります。落ちる理由は単純で、「弊社はこの債権のファクタリングを行っていないため」審査に落ちるのです。また、額面が小さいファクタリングも受け付けていないケースがあります。

そして、ファクタリング会社のホームページなどに書かれている必要書類を提出できなかった場合も審査に落ちる要因の一つとなります。

ファクタリングの審査に通過しやすくなる対処法

ファクタリングの審査に落ちることは経営者にとっては非常に厄介な問題ですが、その一方で審査に落ちづらくする方法もいくつか存在します。

ここでは、審査に通過しやすくなる対処法として、信用力のある売掛債権を選ぶ方法や入金サイトが短いものを選ぶなどさまざまなコツやアプローチを紹介していきます。

信用力のある売掛債権で申し込む

審査に通りやすくするためには、まず信用力のある売掛債権を選ぶことが大切です。取引先の信用力が高いほど、ファクタリング会社はその売掛債権を安心して買い取ることができます。

具体的には、資本金が多く、支店が多いなど業績が安定している取引先の売掛債権を選ぶとよいでしょう。

もし、売掛先の信用力が低いという理由で審査に落ちた場合、別のファクタリング会社に相談してみるか、より信用力のある売掛債権で再度申し込んでみましょう。

入金サイトが短い売掛で申し込む

入金サイトが短い売掛債権を選ぶことも審査に通りやすくなるコツです。

入金サイトが短いほど、取引先が倒産するリスクや資金繰りの悪化するリスクが低くなるため、ファクタリング会社も安心して売掛債権を買い取ることができます。2ヶ月以内程度など、可能な限り入金が早い売掛債権を選び申し込みましょう。

申込条件を満たす債権で申し込む

ファクタリング会社によっては、30万円以上からファクタリングを受け付ける、個人事業主の売掛債権は原則お断りするなど、申込条件を設けていることがあります。この申込条件を満たさない売掛債権を申し込んでしまうと、審査落ちにつながるのですそのため、ファクタリングを申し込む前に、申込条件を満たしているかよく確認しましょう。

また、「この売掛債権はファクタリングできるのか?」と不安な場合は、メールや電話などでファクタリングの担当者に直接確認することをおすすめします。

なお、個人事業主やフリーランスの売掛債権をファクタリングにかけたい場合は、「個人事業主OK」「フリーランスOK」など書かれているファクタリング会社に申し込むことが審査に通りやすくなるコツです。

取引歴の長い取引先の債権にする

売掛先と申込者の取引歴に関しては、継続的かつ安定した取引が行われている場合、審査に通りやすくなる傾向があります。一方で、取引が不安定であったり、取引回数が少なかったりすると、審査に通りにくくなることがあるのです。

数ヶ月から半年~は毎月決まった日付に入金があることを確認できるとよいでしょう。

ファクタリング会社に誠実に対応する
ファクタリング会社との対応も非常に重要です。取引先の信用力や取引履歴以外にも、誠実に対応してもらえる申込者かどうかもファクタリングの審査では注視されます。

例えば、提出書類を追加で求められた場合、申込者がスピーディーに誠実に対応すると、ファクタリング会社も安心して取引できるでしょう。

3社間ファクタリングを利用する

3社間ファクタリングを利用することも、審査に通りやすくなるコツです。3社間ファクタリングでは、売主・買主・ファクタリング会社が直接連絡を取り合い、売掛債権の買い取り手続きを行います。

取引先にファクタリングを利用することがバレてしまいますが、その分手数料が低く、審査に通りやすいでしょう。

ファクタリングの審査に落ちると他社取引・審査に影響はある?

ファクタリングの審査に通らないと、その後の取引や金融機関の融資に影響が出るのではと不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。ここでは、ファクタリングの審査に落ちた場合に影響があるケースとないケースを解説します。

影響がないケース

まず、影響がないケースについて説明します。

ビジネスローンや融資では、代表者が連帯保証人となり審査に落ちると、代表者の信用情報機関に否決情報が登録され、一定期間その情報が残ります。

しかし、ファクタリングは融資ではなく、売掛債権の売却・譲渡という形で資金調達を行います。そのため、ファクタリングの審査に落ちた場合でも、代表者の信用情報に否決情報が載ることはありません。ファクタリングに落ちても信用情報には影響を与えず、他の金融機関での融資や借入の審査にも悪影響を及ぼすことはないのです。

影響があるケース

次に、影響があるケースについて見ていきましょう。

ファクタリングの審査に落ちた原因が、売掛先の信用力によるものであれば、特に心配する必要はありません。その場合、信用力の高い別の売掛先で申し込みを行うことで、審査が通る可能性は十分にあります。

しかし、申し込み者自身の事情で審査に落ちた場合、ファクタリング会社の社内情報として記録されることがあります。

その結果、今後同じファクタリング会社に申し込みを行うと、以前の審査結果が影響して通りづらくなる可能性があります。

【今回のまとめ】
ファクタリングの審査ポイントを把握して審査落ちを防ごう
ファクタリングの審査落ちを防ぐためには、審査のポイントや落ちる原因を把握しておくことが重要です。

ファクタリングは売掛債権や売掛先の信用性、取引歴などが審査に大きな影響を与えます。審査が不安な場合は、信用力のある売掛債権で申し込むことや入金サイトが短い売掛で申し込むと、審査に落ちづらくなる可能性があるでしょう。

当サイトのコラムでは、審査やファクタリングに関するさまざまなコラムをご提供しておりますので、ぜひ、あわせてご覧ください。

また、これからファクタリングの利用予定のある方は、ぜひ当社にお申し込みください。ご不明点を丁寧に説明し、最短即日でのファクタリングも対応可能です。

弊社は事業者様と共に
ファクタリングサービスを通じて
社会へ繋がっていきます。