ファクタリングは土日祝も利用できる？即日入金してもらうコツや注意点を解説

ビジネスを行っていると、土日祝でも仕入れなどで運転資金が必要だったり、休日明けに支払いがあるなど、なにかと運転資金が必要となるものです。このとき、土日祝もファクタリングできるとビジネスに役立ちます。

そこで今回の記事では、ファクタリングは土日祝も利用できるのか、また、即日入金を実現するコツや注意点について解説していきます。さらに、急いでファクタリングを利用したい方を狙った悪質なファクタリングから身を守る方法や、ファクタリング以外の資金調達方法も紹介しますので、参考にしてください。

ファクタリングは土日祝も利用できるって本当？

ビジネスの現場では、土日祝日も関係なく資金調達が必要となる場面があります。例えば、仕入れの支払いが必要だったり、月曜日の午前中に支払いを済ませなければならない状況もありえます。そのような時、ファクタリングは土日祝でも利用できるのでしょうか。ここでは、土日祝でも利用できるファクタリングについて解説します。

土日祝も営業している企業なら可能

土日祝もファクタリングを利用できるかどうかは、ファクタリング会社の営業スタイルによります。企業のホームページやパンフレットなどに「土日祝も営業」と記載されていれば利用が可能です。

ただし、土日祝も申し込みを受け付けているものの、審査や振込は平日のみというパターンも存在します。そのため、土日祝日に利用したい場合は、審査や振込も土日祝でも行っているかどうかを事前に確認しておくことが大切です。

また、「土日祝も営業しているか明記されていない」という場合は、電話やメールで営業時間や土日祝の取り扱いについて問い合わせましょう。

【注意】土日祝も営業している企業は少ない

ファクタリング会社には、土日祝も営業している企業がありますが、その数は全体に対して少ないと言わざるを得ません。そのため、土日祝にファクタリングが必要な場合は、事前に利用できる企業を探しておくことが賢明です。

また、土日祝に営業しているファクタリング会社に申込者が多くなると、審査に時間がかかるケースも想定されます。土日祝もスピーディーに資金調達を行なうのであれば、なるべく早い時間帯に申し込んでおくとよいでしょう。

ファクタリング会社に即日入金してもらう7つのコツ

ファクタリングは土日祝でも利用できる企業があるため、緊急の資金調達も可能になります。しかし、即日入金を実現するためには、いくつかのポイントに注意が必要です。ここでは、ファクタリング会社に即日入金してもらうためのコツを7つご紹介します。

①営業時間を確認する

ファクタリング会社は、問い合わせフォームなどで申し込みや問い合わせを24時間受け付けていますが、審査や振込に関しては平日の営業時間内に限られることが多いです。そのため、土日祝日でも審査・振込を行っているかどうか、営業時間をよく確認しましょう。必要であれば、電話やメールで問い合わせて確認してください。

②2社間ファクタリングを利用する

ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2種類がありますが、即日入金を目指す場合は2社間ファクタリングがおすすめです。

3社間ファクタリングの場合、売掛先（取引先）の合意や手続きが必要になるため、スピーディーな手続きが難しくなります。そのため、即日で資金調達したいという場合は、スピーディーな2社間ファクタリングを利用しましょう。

③申込条件を確認する

ファクタリングには、売掛先が個人事業主ではなく法人、額面が30万円以上の売掛など、申し込み条件が設定されていることがあります。この条件を満たさない場合は、利用ができない、または審査に落ちる可能性あるのです。事前に申し込み条件を確認しておきましょう。

④必要書類を不備不足なく用意する

ファクタリング会社により、法人と代表者の印鑑証明や登記簿謄本などの書類が必要となります。必要書類もすべて揃えられるかが即日利用する際には重要です。

特に、登記簿謄本や印鑑証明など公的な証明書が必要な場合、土日祝でも取得できるかよく確認してください。特に、法人の印鑑証明書は、窓口が平日しか営業していませんのでご注意ください。

※注意※
令和4年10月1日から登記情報提供サービスが年末年始を除く土日祝の午前8時半から午後6時まで利用できるようになりましたが、登記情報提供サービスで取得した登記簿でも必要書類の要件を満たすかはファクタリング会社にお問い合わせください。

⑤即時反映される銀行口座を利用する

24時間365日、振込等ができる銀行が増えていますが、まだ対応していない銀行もあります。いわゆる全銀システムのモアタイムに参加していない金融機関を利用していると、ファクタリング会社が土日祝に振り込んでも、翌営業日にしか受け取れないケースがあるのです。

そのため、モアタイムに対応している金融機関の銀行口座を利用しましょう。特に第2銀行や中央金庫系、ネット銀行系の一部銀行はモアタイムに対応していません。

モアタイムに参加している金融機関はこちらで確認できます。
全銀システム：モアタイム参加金融機関（2023年４月１日時点：業態別）

⑥対面契約が必要な場合は訪問する

ファクタリングの利用には、対面契約が必要なケースがあります。対面契約を土日祝でもおこなっているかは、ファクタリング会社に直接お問い合わせください。

また、対面契約する場所が、移動時間などを含め訪問可能な範囲であるかよく検討してください。

⑦営業終了間際に申し込まない

いくら即日振込対応のファクタリング会社であっても、営業終了間際の申し込みは翌営業日以降の対応となります。繁忙期でなければ、午前中に申し込みを終えておくとよいでしょう。

また、土日祝に出社しているスタッフが少ない場合は審査に時間がかかることがありますので、土日祝であっても早めの申し込みをおすすめします。

優良ファクタリングに紛れる悪質ファクタリングを見分けるポイント

ファクタリングは便利な資金調達手段ですが、中には悪質な業者も存在します。特に、土日祝など急いで資金調達を行いたい方は、焦って悪質な業者に申し込まないようご注意ください。
ここでは、悪質業者を見分けるポイントについて解説します。

手数料が高い

悪質ファクタリング業者は、手数料が高いことが多いです。通常のファクタリング業者であれば、悪質な業者では数割以上の手数料を請求してくることがあります。また、不透明な手数料体系や過剰な料金を請求する業者も注意が必要です。

保証料を請求される

正規のファクタリング業者は、保証料を請求しません。しかし、悪質業者は保証料や担保を求めることがあります。ファクタリング業者を選ぶ際には、保証料が無いことを確認しましょう。

保証人を求められる

通常、ファクタリングは売掛金を担保に資金を調達するため、保証人は必要ありません。しかし悪質業者は保証人を求めることがありますので、注意が必要です。また、ファクタリング以外にさまざまな名目で手数料を求められることがあります。このケースも十分にご注意ください。

審査なしをうたう

優良なファクタリング業者は、審査を行って信用度や取引先の状況を確認します。しかし、悪質業者は「審査なし」や「審査が緩い」といったメリットをアピールすることがあります。

審査が適切に行われていない業者は、リスクが高いため、避けるべきです。特に、最近はヤミ金融業者がファクタリング業者を装っているケースがあり、金融庁でも注意喚起がなされています。

ファクタリングを申し込んだはずなのに、以下のような状況があれば、ヤミ金融業者を疑ってください。

・契約書をもらえない
・償還請求権がついている
・支払いをジャンプできる
・連絡先が携帯電話　など

土日祝にファクタリング以外で資金調達する方法

ファクタリング以外でも土日に資金調達を行なうことが可能です。ここでは、土日祝に可能な資金調達の方法をご紹介します。

ローン・借入を申し込む

土日祝も営業しているローンや借入を利用して資金調達を行うことができます。ただし、個人向けの借入はビジネスに使えませんので、ビジネスローンなどをご利用ください。土日祝に営業している借入先を調べ、事前に申し込み条件や必要書類を確認しておくとスムーズに申し込みができます。

手形割引などを活用する

手形割引やでんさいがある場合は、買取を行っている業者に買い取ってもらう方法で資金調達を行うことができます。土日祝に買い取りを行っている業者を調べ、申し込みを行なうとよいでしょう。

知人・家族に借りる

土日祝に急な資金調達が必要な場合は、知人や家族に借り入れる方法もあります。ただし、適切な契約を結び、返済スケジュールを明確にしておかないと、後でトラブルに発展することがありますので注意が必要です。