ファクタリング利用にリスクがあるってホント?誰も書かないデメリットと注意点を解説します

ファクタリング利用にリスクがあるってホント?誰も書かないデメリットと注意点を解説します

【記事更新 】

2024/01/23

資金繰りの強い味方として注目されるファクタリングですが、使い方を誤ると予想外のリスクに直面することも。手数料の負担、利用の常態化、審査落ちの可能性といったリスクが事業の健全性を損なうこともあるのです。

さらに、知られざるデメリットとして、売掛先への露呈リスクや手数料の変動、そして悪徳業者の存在が挙げられます。

しかし、適切な知識と注意点を押さえれば、リスクやデメリットを避け、安全にファクタリングを活用することが可能です。

本記事では、語られることの少ないファクタリングのリスクと、それへの対処法を解説していきます。

経営の舵取りにおいて、資金調達の選択肢は多岐にわたりますが、なかでもファクタリングの真価を見極め、賢く取り入れるためのポイントを、じっくりとみていきましょう。

本当にある?ファクタリング利用のリスクとは

経営を行う上で、現金の流動性を高めるファクタリングですが、一方で利用には注意が必要です。

ここでは、ファクタリングを利用する際に考慮すべきリスクについて詳しく見ていきましょう。

リスク1.手数料で現金が目減りする

ファクタリングの利用には手数料が伴います。特に2社間ファクタリングを利用する場合、売掛金の約2割から3割を手数料として支払う必要があり、これによって得られる現金は相応に減少します。

3社間ファクタリングでも、いくらかの手数料が発生するため、実際に手元に残る金額は売掛金の全額ではありません。

資金繰りを改善しようとする企業にとっては避けられないコストと言えるでしょう。

資金調達の際には、この手数料を考慮に入れた上で、利用するかどうかの判断を慎重に行う必要があります。

リスク2.ファクタリング利用が常態化してしまう

ファクタリングは即座に資金を確保できるメリットがある反面、利用が常態化することにはリスクが伴います。

ファクタリング会社自身も、企業が毎月のようにファクタリングを利用することを望んでいるわけではありません。なぜなら、頻繁にファクタリングを行うことは、企業の経営バランスを崩す可能性があるからです。

資金繰りが一時的な問題である場合には有効な手段ですが、継続的にファクタリングに頼ることは、経営の根本的な解決にはなりません。

ファクタリングは緊急時の一時的な対策として考え、長期的な経営戦略の一部としては依存しないよう注意が求められます。

リスク3.審査落ちリスク

ファクタリングの利用は、請求債権や申込みを行う会社の状況に応じて都度審査が行われます。そのため、毎回必ずしも審査に通るわけではなく、審査に落ちるリスクも存在するのです。

審査基準はファクタリング会社によって異なりますが、一般的には売掛先の信用状況や申込み企業の財務状況などが考慮されます。したがって、審査に通過するためには、これらの条件を満たす必要があります。

ファクタリングを利用する際には、審査落ちのリスクを理解し、他の資金調達方法も併せて検討することが大切です。

【そもそも】ファクタリング利用のデメリットとは?

ファクタリングを利用する際には、多くのメリットに目が行きがちですが、デメリットもしっかりと理解しておく必要があります。

ここでは、ファクタリングの利用における注意点を深掘りしていきましょう。

①売掛先にバレる可能性がゼロではない

ファクタリングを利用すると、売掛金を買い取ってもらうことで資金を得ることができます。しかし、売掛金買い取りの取引が売掛先に知られるリスクは完全にはなくなりません。

特に返済が遅れた場合、ファクタリング会社は売掛先に連絡を取ることがあります。これは、売掛先との関係に影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

売掛先に知られたくない場合は、ファクタリング会社との契約内容をしっかりと確認し、どのような状況で売掛先に連絡が行くのかを把握しておくことが大切です。

②ファクタリング会社と売掛債権の相性で手数料が変動することがある

ファクタリングの手数料は、ファクタリング会社と売掛債権の相性によって変動することがあります。各ファクタリング会社には得意とする業界や債権の種類があり、相性が良ければ手数料は低く抑えられますが、逆に相性が悪いと手数料が高くなることがあります。

したがって、手数料をできるだけ抑えたい場合は、複数のファクタリング会社を比較検討し、自社の売掛債権に適した会社を選ぶことが重要です。

契約前には手数料の内訳や計算方法を明確にしておき、後からのトラブルを避けるようにしましょう。

③悪徳業者が存在する

ファクタリング業界には、正規のサービスを提供する信頼できる会社が多い一方で、悪徳業者も存在します。

闇金のような違法な金融業者がファクタリング会社を装い、高額な手数料を請求したり、不当な契約を迫ったりするケースがあります。過去には、こうした業者が摘発された事例も。

ファクタリング会社を選ぶ際には、会社の実績や評判、登録情報などをしっかりと調べ、信頼できる業者かどうかを見極めることが非常に重要です。

また、契約内容が不透明であったり、過度な手数料を要求されたりする場合は、その会社との取引を避けることをおすすめします。

正しく安全に!ファクタリング利用のポイントまとめ

経営を行う上で、資金繰りは避けて通れない課題です。ファクタリングは資金繰りの改善への一つの解決策として注目されていますが、安全に利用するためのポイントを押さえることが重要です。

ここでは、トラブルを避け、安心してファクタリングサービスを活用するための具体的なアドバイスをご紹介します。

1.悪徳業者には近づかない、依頼しない

ファクタリング市場の成長とともに、残念ながら増えているのが悪徳業者の存在です。

悪徳業者は、不透明な手数料設定や不当な契約条件を提示することがあります。利用者を惑わすような広告で誘い、不利な契約に導く手口も見受けられます。

悪徳業者を見分けるためには、業者の実績や評判を徹底的に調査することが肝心です。公式サイトだけでなく、第三者のレビューや評価を参考にし、信頼できる情報源からの確認を怠らないようにしましょう。

また、業界団体に加盟しているかどうか、透明性の高い情報開示が行われているかも重要なチェックポイントです。

2.ウィズリコースではなくノンリコースの契約を選ぶ

ファクタリング契約には、ウィズリコースとノンリコースの二つのタイプがあります。

ウィズリコース契約では、売掛金の回収ができなかった場合に、売り手が買い取りリスクを負うことになります。これに対して、ノンリコース契約では、そのリスクはファクタリング会社が負担することに。

資金繰りのリスクを最小限に抑えたい場合は、ノンリコース契約を選択することが望ましいでしょう。

ただし、ノンリコース契約の方が手数料が高く設定されることが一般的です。契約前には手数料とリスクのバランスを慎重に検討し、自社の状況に最適な選択をしましょう。

3.最短即日で秘密厳守の安心できる業者を選ぶ

急な資金需要に応えるためには、迅速な対応が可能なファクタリング会社を選ぶことが肝要です。最短即日での対応をうたう業者も多くみられますが、その約束が実際に守られるかどうかは、業者の信頼性によって左右されます。

また、取引の秘密を厳守することは、ビジネス上の信頼関係を保つ上で不可欠です。安心できる業者は、個人情報の取り扱いや取引の秘密保持に関する方針を明確にしており、それを契約書にもしっかりと反映させています。

信頼できる業者を選ぶためには、契約内容を細部にわたって確認し、疑問点があれば事前に質問しておきましょう。

安心して利用できる業者選びは、ファクタリングを成功させるための大きな鍵と言えます。

【今回のまとめ】
悪徳業者には注意して安心のファクタリングを使おう
ファクタリングにはリスクやデメリットもありますが、基本的には連用・常用しなければ問題のない有効な資金繰り方法といってよいでしょう。

ただし、ファクタリング市場の成長とともに、悪徳業者が増えてきている側面もあるため、注意が必要です。

迅速な対応や秘密厳守の信頼できるファクタリング業者を選ぶことが、ファクタリングを成功させる大きな鍵と言えるでしょう。

当社でも最短即日のファクタリングに対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
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