新型ウイルス影響下こそ活用したいファクタリングの資金調達とは?注目を集める理由も解説

新型ウイルス影響下こそ活用したいファクタリングの資金調達とは?注目を集める理由も解説

【記事更新 】

2022/09/27

手形取引に比べるとまだ歴史の浅いファクタリング。しかし近年は日本でも利用する企業が増え続けています。銀行もファクタリング事業に参入するほどです。

また、ファクタリングは新型ウイルス影響下こそ活用したい資金調達であることをご存知でしょうか。

今回は、ファクタリングが新型ウイルス影響下で注目を集める理由や、ファクタリングが企業にどのようなメリットをもたらすかをご紹介します。資金調達を検討されている方はぜひご覧ください。

ファクタリングは資金調達方法の一つ

ファクタリングは売掛債権の売買・譲渡行為を指します。具体的には法人や個人事業主の売掛金を専門業者に買い取ってもらい、入金期日よりはやく債権を現金化が可能です。

手数料は引かれますが、入金予定日より早く資金調達ができますので、急ぎで資金調達を行いたい時にピッタリです。

また、債権の譲渡であることから借り入れにはなりません。そのため代表者の信用情報ではなく、売掛債権の回収リスクなどが審査では重視されます。

新型ウイルス影響下でファクタリングが強い理由

新型ウイルス影響下では行動制限がなくなっても、依然として経営が厳しい状態が続いている企業様が少なくありません。

そうなると資金繰りに困るという状況が発生します。そのような中、ファクタリングという資金調達が注目を集めているその理由を解説します。

最短即日で資金調達が可能

ファクタリングを利用した場合、最短即日での資金調達が可能です。新型ウイルスの影響で少しでもはやく資金繰りを改善したいという時に強い味方となります。

資金調達には融資という方法もありますが、こちらは時間がかかりがちです。

ちなみに、最短で審査を通過するコツは必要書類をすぐに用意できることです。書類に不足・不備があると、審査に時間がかかることがあるため注意が必要です。

信用情報の審査がない

ファクタリングは融資ではなく債権の譲渡・売買ですから、貸金業が行うような信用情報の調査がありません。そもそもファクタリング会社はCICといった信用情報機関に加入していない企業が多いです。

ただし、ファクタリングの審査は会社ごとに基準が異なりますし、銀行系のファクタリング会社であれば信用情報機関に加盟していたり、審査が厳しい特徴があります。

いずれにしても、ファクタリングの審査で重視されるのは売掛先の支払い能力や信用力です。

取引先の信用力があれば、新型ウイルスの影響などで多少自社の経営状態が芳しくなくても審査に通過しやすいのがファクタリングです。ファクタリングをより確実に利用したい場合は3社間ファクタリングを利用する方法もあります。

ファクタリング≠借金

消費者金融の中にもビジネスローンを最短当日で利用できることもありますが、これは借り入れとなります。

一方、ファクタリングは金銭消費貸借契約ではなく債権の譲渡です。そのため、返済や利息もありません。

ファクタリングは貸借対照表で負債の割合を増やさないというメリットもあります。経営状態をよく見せたいというニーズに合います。

オンライン完結型やオンライン型と呼ばれることもあります。外出が難しい時にも嬉しい仕組みと言えます。

ファクタリングのメリット

ファクタリングのメリットを解説します。

売掛を確実に回収できる

まず広い意味で解説するなら、売掛を確実に回収できるスキームということもできるでしょう。

というのもファクタリングはすでに発行している請求書をファクタリング会社が買い取ることで現金化が実現するスキームです。

よって取引先からの入金を待たず、素早く確実に債権を回収する方法として考えることもできるでしょう。

また万が一取引先が倒産してしまった場合に関しては、ファクタリング会社にもよるものの償還請求権なしのノンリコース契約でファクタリングの契約を行っているケースもあるでしょう。

こういった場合は取引先の倒産は利用者側の責任ではなくなることが多いため、ひとまずファクタリング会社側に送金する必要はありません。

取引先にバレない

取引先にファクタリングの利用や資金調達を行ったことがわからないようにできるのも大きなメリットでしょう。

これは2社間ファクタリングの場合に有効な方法となります。

ファクタリング会社とファクタリングに申し込みをした自社のみでの取引となることから、取引先に請求書を現金化したことは知られないということです。

ただし売掛金の入金予定日に申込者がファクタリング会社側に送金しない場合や、3社間ファクタリングを利用する場合には取引先にファクタリングの利用が判明してしまいます。

入金期日より前に資金が入る

一般的に売掛金が翌月末など入金期日まで入金を待たなくてはなりません。

そのため、自社の経営状態によっては、キャッシュフローがおかしくなり、最終的に入金を待っている間にキャッシュアウトしてしまうケースもあるでしょう。

ファクタリングを利用することで入金期日より前に最短即日で現金が入ってくるため、資金繰りの改善にも役立ちます。

ファクタリングを利用する際のチェックポイント

ファクタリングを利用する際のチェックポイントをご紹介していきます。以下のようなポイントに着目してファクタリング会社選びを行いましょう。

手数料は適正か

手数料適正かどうか念のため、確認しておきましょう。

ファクタリングはファクタリング会社ごと、また売掛債権ごとに手数料が変動します。その一方で、相場というものがあります。

例えば2社間ファクタリングであれば10~30%、3社間だと1~9%程度が相場となります。

売掛債権を二重譲渡していないか

売掛債権の二重譲渡とは、債権を2つ以上のファクタリング会社に譲渡してしまうことを言います。債権を二重譲渡すると、一時的に多くのお金を入手できますが、返金額も2倍になります。

しかし、入ってくるお金は増えませんので返金できません。そればかりかこのようなことを行ってしまうと、ファクタリング会社から損害賠償を請求されたり詐欺で訴えられたりしてしまうリスクもあります。

事実当社でも売掛債権の二重譲渡は規約で厳格にお断りしており、こういった事案が発生した場合には警察への通報や刑事告訴も視野に厳しい対応を取らざるを得ません。

保証人等不要か

ファクタリングは借金ではありません。あくまでも売掛債権の譲渡に伴う売買契約となります。そのため、借金と異なり保証人や担保は必要ありません。

もし、どうしても保証人が必要だと言われた場合は危険な取引である可能性があります。昨今問題視されているファクタリング業者を騙った悪質な違法金融業者という可能性もあるでしょう。

保証人が不要かどうかは必ず確認しておきます。

疑問点は解消されているか

ファクタリング会社の担当者から丁寧に説明を受けれているかどうかについては非常に重要なポイントとなります。

最終的に疑問がない状態で契約できるのが、一番安心して取引ができるためおすすめです。

【今回のまとめ】
ファクタリングは新型ウイルス影響下でも利用しやすい資金調達方法
今回ご紹介してきたように、ファクタリングは非接触でも利用でき、新型ウイルス影響下でも利用しやすいといえるでしょう。

ファクタリングで資金繰りを改善しつつ、今後を見据えた経営戦略を立てていきたいところです。
弊社は事業者様と共に
ファクタリングサービスを通じて
社会へ繋がっていきます。